IBC Showとは？

• 米国NAB Showと双璧をなす、放送・映像業界（音響も含む）関連の世界最大規模の展示会
• 4K/8K、VR/AR、Video over IPなど、放送・映像業界の最新のトレンドを知るには欠かせないイベント
• 1967 年から開催。1992年からオランダ・アムステルダムで毎年9月に開催
• 2020年と2021年はコロナおよびオンライン限定開催。2021年はオミクロン株の流行の影響により開催1週間前にリアル開催がキャンセルされた。世界的にパンデミック緊急事態からの脱却が模索されるムードのなか、2022年は完全復活の「リアル」開催。大変な賑わいだった
• 日本からの参加者も。NHK、NTTをはじめとする日本企業のブースも少なくなく、数は多くないが日本人の視察出張者も一定数いた印象。業界誌企画のツアーを通じて参加した方も多い様子だった。

⇒放送・映像業界のトレンドがどこに向かっているのか、最新の「イマ」を確認できるまたとない機会であると同時に、売り手・買い手の双方にとって魅力的な熱意ある具体的な商談の場であると感じた

⇒今回の報告では、ストリーミングやファイルベースワークフローにとくに親しみのあるDPSJの目線から、主にストリーミングやIPビデオ伝送に関する最新のトレンドや弊社取扱の各ブランドの最新アップデートについて、詳しく触れていこうと思います。

オランダへの渡航と帰国　コロナ禍やウクライナ情勢の影響

• ウクライナ情勢の影響

日本からアムステルダムまでは、直行便で約11～12時間の距離だが、ロシア・ウクライナ情勢悪化の影響により、各航空会社ロシア上空を通過するルートによる運行ができない状況。

⇒大きく南から回り込むルートを取らざるえず、長時間のタフなフライトになりがち

井上は今回の出張では、エミレーツ航空を利用。成田からドバイ経由でアムステルダム入りした。所要時間は21時間ほど。実際は空港までの移動時間などもあり、丸一日以上を要した